「中納言」でお馴染みの、イセエビは、ここクック諸島ラロトンガでも人気です。
クックでは「クレイフィッシュ」と呼ばれ、アメリカ人は「ロブスター」と呼びます。
ロブスターは、正確にはエビではなく、ザリガニなので、クレイフィッシュとは別
物なのですが、そこはアメリカ人、断固として「ロブスター」と主張して譲りませ
ん。まあ、味は似たようなものなので、私としては、どっちでもいいんですが。
ラロトンガのイセエビは、とにかくでかい。全長50-60cmは当たり前、80cm
位あるんじゃないかと思うものも見かけます。
レストランでは、100グラム当り/時価で、時々メニューに載っています。
調理方法は、スチーム(蒸し)とグリル(焼き)が選べ、4-5種類のソースが添
えられています。残念ながら、造り、頭の味噌汁はメニューにありません。
ラロトンガでは2種類のクレイフィッシュが生息しています。
見た目そのまま日本のイセエビと変わらないもの、ペインテッドクレイフィッシュ
と呼ばれる鮮やかなマリンブルー色のもの。
彼らは普段、20m以深にいて、スクーバダイビングで観察できます。
太陽光を好まないらしく、ケーブ内にいることがほとんどです。
ケーブの天井を水中ライトで照らしてみると、イセエビの触覚がうじゃうじゃ。
それを見るたび、1匹くらいBCDのポケットに入れて持って帰っても、ばれない
だろう、と、心が揺らぎます。(注:スクーバ使用中は、漁はしないでください。)
そんな彼らは、新月の真っ暗闇の夜、ラグーン内のリーフの上にやって来ます。
仕事を忘れて、ナイトダイブで、丸腰の彼らを、スピアガン(水中銃)で、一撃!
スキンダイブ(素潜り)なので、掴んで捕らえることは、まず無理です。
そうやって、苦労して捕ったイセエビの味は、格別です。
ラロトンガの宿泊施設には、キッチン付きのものが多いので、ナイトダイブで捕っ
た新鮮な食材を、調理して食べる、というのも、楽園ホリデイの有意義な過ごし
方ではないでしょうか。