ラロトンガの超有名人ココナッツキング・ピリプルートⅢとは、
一体何者なのでしょう?
彼は、今は誰もやらなくなった、クック諸島の伝統文化を観光客に披露する、
一流エンターテイナーです。
このエンターテイメントは、1: クッキング 2: 木登り 3: 火おこし
4: 食事と語らい と、4部構成です。
第1部:クック諸島伝統料理「ウムカイ」
観客と一緒に、クッキング準備。「ウム」とは、地面に掘った穴に焼いた石を
入れて食べ物を蒸す、いわば釜のこと。カイ」は、食べ物のことです。
「カイカイ」とも言います。
様々な食材を、バナナの葉で包んで、ウムに入れていきます。主な食材は、魚、
ニワトリ、豚肉、タコ、じゃがいも、タロ、ルカウ、クマラ等々。
「タロ」は、味的には日本のサトイモの様なもので、クック人の主食です。
「ルカウ」はタロの葉。「クマラ」は、サツマイモです。蒸し時間は約3時間。
ローカルは、これに加えて犬も入れるそうですが、ここは観光客向けなので、
犬は食べません。ご安心を。
第2部:ココナッツ木登り
自家製ココナッツヘルメットを装着したピリプルートⅢが、ビーチに観客を
連れて行きます。そこで、30mはあろうかと思われるココナッツの木に、
素手素足で登ります。これが、速い速い!10秒も経たない内に、頂上へ。
ココナッツの頂上にて、第3部で使用する、火おこしの材料を採取します。
昔の人は、火をひとつおこすのでも、命がけだったのねえ~と、
感動する瞬間でもあります。それにしても、このショウ、見てる方は、
非常に首が疲れます。
第3部:火おこし
ココナッツから採取した材料を使っての、火おこしです。なにやら神妙な
雰囲気が漂います。
観客の協力を得て、見事に火おこしに成功した暁には、拍手喝采の嵐!
といっても、100%確実に火はつきます。
第4部:ウムカイ試食
おまちかねのお食事タイムです。ウムを開け、中の食材を次々と取り出します。
ココナッツの葉で編んだプレートを皿にして、試食。味付けは全くしていないのに、
バナナの葉の香りが食材に染み込んで、いい味にしあがっています。
調味料として、塩が用意されています。
海に沈む夕日を眺めながらのウムカイ試食は、最高です。
素のピリは、普通の陽気で愉快なおっさんです。63歳とは思えないほどの
強靭な肉体を持っています。それもそのはず、彼はその昔、ニュージーランド
にてプロボクサーチャンピオンだったそうです。
いやー、くわばらくわばら。決して怒らせないように。
先々月、フジテレビ系「世界ゴリッパですね!」の取材がやってきました。
放送は先月。土曜日の夜7時というゴールデンタイム。
見た人もいるのではないでしょうか。
実は、この取材のために、ピリは4回もココナッツ木登りをしたとか。
1回登るのでもあんなにたいへんそうなのに、4回とは、
63歳のおじいちゃんの技とは思えません。さすが伝説(自称)。
ピリ自身とピリの家族から、ビデオを見たいんだよ~!と泣きつかれて(?)
先日ビデオ鑑賞会をしました。(私は、日本の知り合いに送ってもらった。)
その日、ピリは一晩中ビデオの中の自分の勇姿を見続けていたのだとか。
まあとにかく、このショウ、一見の価値アリです。ラロトンガにお越しの際は、
ぜひご覧ください。